出会いはいろんなところにあるもので、ロバートに会ったのはギターセンター(ロスで有名な楽器屋さん)だった。レジのところにいたら声をかけてきて「キーボード弾くの?」というところから始まって結局彼のギグで演奏することになった。彼の音楽ははっきりいって今まで仕事した中になかった斬新な音楽で、まぁ一口に言えばロックになるわけだが昔キャプテン・ビーフハートのドラマーだった彼のニューアルバムの曲を全部覚えることになった。
CDと同じ音色をキーボードから選ぶのも一つだが、CDで演奏されているソロをそのままコピーして弾けっ、と言われてえんえんと続くソロを全部楽譜に落として弾いたのを覚えている。ある曲では「自由にソロしなさい」と言われてはりきって弾くと、「だめだめ。そんなきちんとしたソロじゃなくて、もっときちがいのように弾けないの?」と言われ、何度やり直してもだめ。そのうち「えぇいっ、これでもか!!」とひじでバンバンキーボードを弾いたら、「そうそうっ、それだよ!!なんで最初からそれができなかったの?」という調子。
さてギグの会場はスペースランド。当日は、ロバート調達の衣装を着た。黄緑のタンクトップに真っ赤の超ミニスカート、下は黄緑と黄色のスゴイハイヒールのブーツで極めつけはピッグテール(髪を2つに結んだ)。なんじゃこりゃー、というカッコ。うまく歩けなくてサウンドチェックの時にキックドラムがどんどんしてる横で一生懸命歩く練習。しかし、お金のためとはいえここまでやるかなぁ。と自分自身に感慨無量。
ショーも無事進みファイヤーという曲になり、CDと同じソロを弾き始めたとたん、わたしの横にあったモニタースピーカーから煙が出てきた。でも、曲をやめるわけにはいかない。ので、引き続けていたら今度は火がボーボーと出てきた。これはあとで撮ったビデオを見たのだが、この時点でやめればいいのに、顔をひきつらせてソロを弾き続けている私。で、結局その火がついたスピーカーはわたしのソロの途中で係りの人がステージからどっか別のところへ持っていってしまった。その間ソローだけは決して止めないで弾きつづけた私。このプロ根性には自分自身に拍手!!
ロバートのギグで楽しかったのは、ロバートの彼女のようこさんといっしょに演奏できたこと。ようこさんはとってもひたむきでとてもうまく(キーボード)、おまけに歌もうまかった。彼女といっしょに演奏できたのは今でもいい思い出だ。ということで、私のクレイジーな体験第2弾。









