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Music Chan ミュージックちゃん

Music Chan ミュージックちゃん

初めての黒人バンド

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今まで、黒人音楽をあまり知らなかった私が、例のミュージシャン・コンタクトサービスである黒人バンドがキーボードプレーヤーを募集していることがわかり、オーディションに行くことになった。その当時は3歳だった息子連れでノースハリウッドにあるスタジオに行くと、バンドリーダーのマイク(ドラマー)とアート(ギター)が待っていた。で、二人は次から次へとR&Bのカバーソング(ヒット曲)の名前を言って、「これ知ってるか、あれ知ってるか?」と聞いたが、私はジャズは知ってても、R&Bはあんまり免疫がなくどれもこれも全然知らなかった。二人は「ちょっと待っててね。」と言って、奥の部屋に行きこそこそ話してるのがちょっと聞こえてきて、She Ain’t Good. 「あの子は全然だめだ。」と言っているのがわかり、ここはなんとか名誉挽回しなければ、と「すいませ〜ん。バンドのレパトーリーの曲のカセットテープってありますか?」と聞いたら、全部で30曲はいったテープがあるとのこと。なので、とりあえず、そのテープの曲を全部覚えてくるから、と約束し1週間後に会うことにした。今から考えたら笑っちゃうが、その当時ジェームス・ブラウンもプリンスも知らなかった。
 さて、1週間30曲を全部楽譜に書き、猛練習してまたスタジオでミーティング。「どの曲がいいですか?」とりあえずマイクの選んだ1曲目を弾いたら、アートもマイクも目をパチクリ!とにかくキーボードパートといえるものは全て楽譜に書き音色もきちんとセットアップしたので、二人とも本当にびっくりしていた。3曲目を弾き終わって、二人がまた奥の部屋で話しているのが聞こえた。今度はShe is all right.「なかなかいいじゃないか。」ということで、私は初めての黒人バンドの仕事をゲットした。

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